読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

三つ葉のクローバー

ラブライブ!が好きです。無印の推しは穂乃果、希。サンシャインはダイヤ。新田恵海さんのファンです。  ツイッター→https://twitter.com/konoha_chan_jp

0(ゼロ)-week-oldへ向かう革命の訪問者(プリパラ2期感想)

 ブログでプリパラの話をすることはまだ2回目です。なのであらかじめ断っておくと僕の好きなキャラはそふぃ、ファルル、ひびきです。なので今回の記事は思いっきりひびきとボーカルドール、それから天才チームに肩入れした内容になると思います。それと今回は2期の感想ですが僕は120話まで視聴済みの状態で、もっと具体的なことを言うとトリコロールの誓いの儀まで見た状態で2期の内容を振り返っています。

 プリパラ2期、僕は当時はリアルタイムで追いかけてはいなかったのですがツイッター上で大層大荒れしていたことは覚えています。僕も実際に後になってDVDで見たらかなりモヤモヤしました。このモヤモヤした要因って大きく2つあったと思うんですよ。「努力と天才」、それから「人間とボーカルドール」です。

 

 

 まず「努力と天才」ですがみれぃの発言に「努力しても天才に勝てないなら意味がない」というのがありました。こういう言い方だとまるで天才チームのみんなは努力していないように聞こえるんですよ。あるいはみれぃは本当にそう思ってたのかもしれない。そこまで極端じゃなくても自分は天才チームよりたくさん努力していたと思っていたのかもしれない。

 でも天才チームのみんなが努力してなかったのかというと決してそんなことはないんですよね。少なくともシオンは毎日鍛錬をしているしひびきも幼い頃から役者としての経験値をたくさん積んでいます。そふぃに至っては月まで届こうと動かないタイヤを動かそうと必死に引っ張ったりライブ以外では梅干しを食べないようにしたりと作中で努力してる描写が一番描かれているんじゃないかってくらいです。

 それを差し置いて、というかそふぃが努力している姿を近くで見ていたはずのみれぃが努力なんて無駄なんだっていうのが非常にモヤモヤするポイントで、それを作中の誰も否定しないことがますますモヤモヤを加速させたんだと思うんですよ。

 みれぃはガァルルのデビューライブを見て努力は無駄じゃないんだっていいます。ですがガァルルが綺麗に曲を歌い切れて途中で転ばなかったらあそこまでの感動を与えてはくれなかったはずなんですよ。ダメでもやりきる姿が感動を与えてくれた。努力すれば天才に届くってメッセージとしてみれぃは受け取っていましたが決してそうではなかったんですよね。不格好だからこそのよさだったからむしろメッセージとしては逆方向のものだったのではないかと思います。

 それで、みれぃは地下パラで努力を重ねることでゴールドエアリーを出せるようになるわけですがそもそも努力でゴールドエアリーを出せるようになる時点でみれぃは天才の端くれではあったんですよ。ひびきもみれぃの才能を讃えて花束を贈っていますしね。それと努力は無駄ではないと教えてくれたガァルルは結局ゴールドエアリーは出していないです。

 

 次に「人間とボーカルドール」ですがそもそもボーカルドールになりたいひびきをみんなが止めるのに誰もなんでボーカルドールになっちゃいけないのか、その具体的な理由を出していないことがモヤモヤさせてきたんですよね。

 唯一挙げられたのが「パルプスのマーガレットは美しいの」ってことだったんですよ。ただこれをひびきに言ったのがファルルだったってことが僕は辛かったんですよね。ひびきをボーカルドール、つまりプリパラの外に出られない存在にしたくないと説得するのがプリパラの外に出たことのないファルル、しかもひびきがボーカルドールにならないってことはファルルの夜はひとりぼっちに戻るってことなんですよ。

 ボーカルドールのファルルがボーカルドールの存在に否定的なことを言ってひびきをボーカルドールにさせまいとする、しかも自分の孤独を受け入れて。これはファルルが好きな人はみんな見てて辛い気持ちになったんじゃないですかねえ。

 

 前半でみれぃが嫌いなのかと取られかねないことをたくさん言いましたが僕はみれぃのことは大好きです。みれぃは1期のときもファルルに勝てないからポップアイドルやめようとしてましたし3期でもジュルルが思い通りにならなくて泣きそうになるしずっと変わらないんですよ。自分は完璧なはずなのに現実は思い通りにならない、そんな本来の意味での”中二病”的なキャラなのがどうしようもないところであり愛おしいところなんですよ。欠点まで含めて個性でありそれが直らないところがキャラの一貫性、プリパラはそんなアニメなのです。

 だからひびきはボーカルドールへの憧れを最後まで捨てることはありませんし友情を信じられないままで誓いの儀を行うのです。敗北して自分を「BAKA」の箱に放り込んでもなおファルルに向かって「貴女は永遠に私の憧れです」と言う。SCRがどうしても手に入らない現実に疲れ果てたら0-week-oldをボーカルドールの真似事をしながら歌い踊ってボーカルドールの夢の果てに逃避する。それが革命の訪問者、紫京院ひびきなのです。